熊谷商店ブログ

海藻の豆知識|知ってますか? わかめのこと・・・

「わかめを食べたことがない」という人はほとんどいないと思いますが、海のなかで育っているわかめを見たことがある人も少ないと思います。よく考えてみるとわかめは不思議なことがたくさんありますね。味噌汁などに入れて茹ですぎると色が変わってしまったり、よく見ると表面に細かい毛が生えていたり、皆さまが口にするわかめはほとんどが養殖だということも意外ですよね。そんなちょっとした疑問をまとめてみました。もし興味があったらご覧ください。特に三陸のわかめのことなら三陸わかめのページにて。

”海藻”と”海草”ってどうちがう?

”海藻”は胞子によって繁殖するもの(一般的に食用に使用されるわかめ・:こんぶなど)を指します。また、”海草”は種子によって繁殖するもの(一般的に食用に使用されないもの)を指します。

わかめは茶色?緑色?

わかめには、クロロフィルa(緑色)とクロロフィルc(青緑色)の色素を持っていて、その他の酵素と結合しています(この時点では茶色)。しかし、湯通しすることによって、酵素の結合が無くなることで、クロロフィルaの緑色がでてきます。

わかめに毛が生えてる?

わかめの表面を良く見ると透明の毛が生えているのが分かると思います。これは毛藻(もうそう)といいわかめには必要不可欠な器官のひとつです。何のための器官なのか?主成分は何なのか?などはまだ解明されていない不思議な器官です。
見た目はあまりよくありませんが、食べても問題ないので、安心してわかめを美味しくいただきましょう。

三陸わかめの栽培から加工まで・・・

天然わかめのめかぶの採取

7月中旬から7月下旬にかけて天然わかめのめかぶを採取します。
めかぶ採取については、その日の午後から夕方にかけて採取し、採取しためかぶはシート等の上に薄く広げ暗いところに15〜20時間くらい放置します。
めかぶを暗いところに数時間放置することにより、めかぶの中の胞子(めかぶのとろろ分が胞子)を早く出すことができます。

種付け(種苗)

水槽に海水(水温18℃〜20℃)を入れて、その中にめかぶを投入し、攪拌することによりめかぶから無数の胞子が放出されて水中で浮遊します。そこで、事前に用意しておいたパーム(直径1ミリ程度の糸)を水槽の中に入れます。
水中で浮遊している胞子は何かに付着する性質を持っているのでパームを入れるとそのパームに胞子が付着します。(パームの漬け込み時間は約30分)

種苗管理(種苗の沖出し)

種付けをしたパーム(種苗)を外洋に設置しておいたロープに取り付け、水深3〜5メートルくらいのところで成長を促します。
雑海草を除去しながら11月下旬頃まで育苗管理を行います。
11月下旬頃までには葉体5cmくらいまでに成長します。

種まき(定植)

11月下旬ころ、パームに5cmくらいに成長した種苗を、外洋のロープいかだ(直径30mm、長さ100m)に巻きつけを行います。

間引き

11月下旬ころ、ロープいかだに巻いた種苗も、2月上旬にかけて50cmくらいに成長し、小さいもの、生育の悪いものを、間隔を見ながら間引きします。

刈り取り(収穫)

2月上旬から2月中旬にかけて、間引きしたわかめも、3月中旬には1〜1.5メートルくらいに成長し刈り取り(収穫)に入ります。

ボイル加工

収穫したわかめは、めかぶ・元茎・うら枯れを切除し、85〜90℃くらいの温度の海水で30秒程度ボイルします。ボイルしたわかめを釜から素早くあげ、海水で完全に冷却し脱水します。脱水したボイルわかめに35%の割合で加塩して、ミキサーで攪拌し、その後タンクに入れて、一昼夜塩漬けにします。

脱水

一昼夜塩漬けにした塩蔵わかめを、塩を洗い落としながら、水切り籠に入れて、脱水機で脱水します。(芯付きわかめ)

芯取り・選別

脱水した芯付きわかめを芯取り作業により、芯抜きわかめ・切葉・元葉・中芯等に区別選別し、15kgに計量して箱詰めします。

商品の検査・販売

箱詰めされた製品は漁協の検査を受けます。厳選された岩手の一等検のわかめを三陸わかめとして、皆さまのお手元へお届け致します。

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